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J/byte Engineを開発


ニュースリリース

2005年09月28日

 

携帯電話のJava実行環境上で動作する Javaバイトコードのインタープリタ
「J/byte Engine」を開発
〜ケータイアプリの既成概念を大きく変える新技術〜

KLab株式会社
代表取締役社長 真田哲弥

携帯電話ビジネスのワンストップソリューションを提供するKLab株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:真田哲弥、以下KLab)は、世界初の携帯電話のJava実行環境上で実行可能な小型・軽量のJavaバイトコード・インタープリタ、「J/byte Engine」の開発に成功しました。携帯電話のJavaアプリケーションの実行制御や機能の動的な追加・削除、ファイルサイズ制限を越えた大規模・高機能なJavaアプリの開発を可能にします。

「J/byte Engine」とは
「J/byte Engine」は、Java言語で記述されたJavaバイトコードの解釈と実行を行うインタープリタです。
従来、J2ME CLDCを採用した携帯電話のJava実行環境では、アプリを開発する上で以下のような制約がありました。
・ デバッグのインタフェースがない。
・ ストレージからのクラスのダイナミックロード機能がない。(機能追加ができない)
・ アプリのファイルサイズに制限がある
携帯電話のJava実行環境上で動作するJ/byte Engineは、インタープリタを2階層構造にすることにより、上記の制約を取り払い、携帯電話上でJavaアプリの持つ可能性を最大化することを目的に開発されたものです。

KLabはJ/byte Engineの基本技術の特許を出願済みで、今後、本技術を応用した独自性の高い製品の開発に注力していきます。ケータイアプリデバッガー『Blue ICE』のソフトウェア販売を皮切りに、J/byte Engine応用製品の販売や、関連特許を含むコア技術のライセンス供与等で年間2億円の売り上げを見込んでいます。

■J/byte Engineの特長
・ 任意のJavaアプリに容易に組み込むことが可能なクラスライブラリーとして実装されています。
・ Java バイトコードの命令セットをすべてサポートしており、Java仮想マシンとの高い互換性を実現しています。
・ J/byte Engineは、特定のJava実行環境の構成やプロファイルに依存せず、JavaのサブセットであるJ2ME CLDCのみで動作するよう設計されているため、携帯電話事業者や端末メーカーを問わず世界中の携帯電話、PDA・情報家電等のJava実行環境上で動作します。
・ 携帯電話、情報家電等のJava実行環境(以下、「元のJava実行環境」と略す)は、携帯電話事業者やメーカーが独自のAPIセットを定義しているため、その上で実行されるアプリに互換性が保証されていません。J/byte Engineは、「元のJava実行環境」上で動作し、自身では一切のAPIを持たない代わり、J/byte Engineによって実行解釈されるアプリは「元のJava実行環境」が提供する全てのAPIに透過的にアクセスが可能になっています。従って、「元のJava実行環境」上で実行可能なJavaアプリは、J/byte Engine上でも実行可能です。
つまり、世界中のあらゆる携帯電話、PDA・情報家電等において、それぞれのJava実行環境が持つ独自・固有のAPIを利用したアプリをJ/byte Engine上でも実行可能です。
・ J/byte Engine自身のコードサイズは20KB程度まで軽量化されており、携帯電話のJava実行環境という限られたリソースの下で、実用的なバイトコードの実行を可能にします。


J/Byte Engineの構造


■J/byte Engineの応用(1)ケータイアプリデバッガー
これまで、携帯アプリの携帯電話上での動作確認は、人がキーを操作することでしか行えませんでした。動作確認にかかる手間とコストは、携帯電話機種の増加とアプリの機能向上とともに、今後ますます増大する傾向にあります。
J/byte Engineを使えば、対象アプリをエンジン上で実行させ、キー操作を一定のシーケンスに従ってエンジン上でエミュレートすることで、動作確認を自動化することができます。これにより、新機種発売時における機種対応の動作確認を迅速化し、試験工数を大幅に削減することができます。
ケータイJavaデバッガー『Blue ICE』は、J/byte Engine技術を応用したソフトウェアです。デバッグ対象のJavaアプリをPC上のJava開発環境と連携をとりながら実行し、実際の携帯電話上で動かしてソースコードのデバッグを可能にします。携帯電話向けJavaアプリのデバッグにかかる手間やコストの大幅な削減が見込まれます。

■J/byte Engineの応用(2)FeliCaとの連携
電子決済、電子乗車券、各種ポイントカード機能など、FeliCa機能を使ったさまざまなサービスの提供が始まっていますが、こうしたサービスを利用するには、ユーザーはサービス対応する専用iアプリを携帯電話にダウンロードする必要があり、利用するまでの敷居の高さが問題視されるケースが出てきました。
しかし、J/byte EngineをJavaアプリの中にモジュールとして組み込むことで、そのアプリの機能を後からダイナミックに追加していくことができます。FeliCa対応電子決済アプリにJ/byte Engineを組み込めば、本来の電子決済機能に後から簡単な操作でポイントカードサービス機能を追加するという使い方が可能になります。

■J/byte Engineの応用(3)「モバラジ」との連携
弊社が開発した携帯電話パケットストリーミング型音楽配信システム「モバラジ」は、携帯電話Javaアプリ、コンテンツ配信サーバー、コンテンツオーサリングツールを組み合わせることによって、ラジオ番組のような長時間の音楽・音声コンテンツを流し続けること(ストリーミング配信)を実現しているシステムです。
このモバラジのJavaアプリにJ/byte Engineを組み込むことで、クイズ番組に対応したクイズ回答機能、ラジオ・ショッピング番組に対応したショッピング機能など番組企画に応じた付加機能を動的に配信し、アプリ上で実行することができるようになります。


J/byte Engineの詳細についてはこちらをご覧ください。


 
 

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