福岡県飯塚市(市長:江頭貞元)と株式会社ケイ・ラボラトリー(本社:東京都港区、代表取締役社長:真田哲弥、以下:Kラボ)は、同市に、理工系の大学生および大学院生だけで運営し、携帯電話用Java(TM)ソフトウェアの研究・開発を行なう「九州飯塚ラボ」を開設することを発表いたしました。
これは、Kラボが「大学前ケータイラボ」*として全国展開し、海外に比べて例が少ないといわれる技術系の産学連携を実践する新しい取り組みとして注目を集めているプロジェクトの一環でもあり、昨年6月に開設した「東北ラボ」「京都ラボ」に次ぐ3番目の拠点となります。 |
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飯塚市は、従来から技術系の大学や企業を積極的に誘いたし、産学連携の推進やベンチャー育成で成果を挙げてきましたが、特色のある情報産業都市づくりを目指して、国内外の市場ニーズに対して、現在最もエンジニアが不足していると言われているJavaに注目。Java関連技術者の育成、関連研究部門の集積により新産業を創出する「TRY
VALLEY構想」*を推進しています。(2002年1月発表)
Kラボは、この構想に賛同し、飯塚市を「大学前ケータイラボ」の新しい拠点として、九州飯塚ラボを開設することを決定しました。
Kラボは、飯塚市の「TRY VALLEY構想」に誘致された最初の企業であり、日本が世界に先行する携帯Javaの分野では随一の参加企業となります。 |
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九州飯塚ラボの設立メンバーとして、九州工業大学情報工学部の学生2名が既に選考され、現在Kラボ本社にて技術研修中で、2002年4月より現地での活動を開始します。
先行する東北ラボおよび京都ラボのメンバーは、地方にいながらにして本社の研究・開発チームと連携し、既にKラボの強力な戦力として活躍していることから、九州飯塚ラボにおいても、順次人員を拡充し、2004年までには50名程度の規模にする計画です。
また、Kラボでは、飯塚市内のJava関連ベンチャー企業との連携にも期待しています。 |
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■九州工業大学 情報工学部長 小林史典 (こばやし・ふみのり) 氏 コメント
九州工業大学情報工学部では、共同研究や技術シーズの移転などの産学連携を積極的に推進しています。また、来年度には社会、企業ニーズ・課題を積極的に拾い上げ、最新の情報技術を駆使して解決・実現していく「情報創成工学専攻」を、大学院に新設するなど新しいスタイルの産学連携のあり方にも取り組んでいます。こうした中、Java関連ベンチャー企業としてビジネスの第一線で活躍しているケイ・ラボラトリーが「九州飯塚ラボ」を設置し研究・開発をしていただくことは、大きな流れをつくるものとして期待しています。
情報工学部は、1996年から始めた「企業経営特論」に続き、ビジネス現場での実践を習得単位として認定するなど、技術系学生の活躍の機会を広げるための教育にも力を入れており、ケイ・ラボラトリーの進出は学生の研究開発能力の向上、シミュレーション教育の機会提供、にも資するものと大いに期待しています。 |
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■飯塚市長 江頭貞元 (えとう・さだもと) コメント
世界に通用する技術ベンチャーであり、成長著しい携帯Java分野のトップ企業であるケイ・ラボラトリーの進出により、TRY VALLEY構想に弾みがつくとともに、多くの若者に実践的な技術習得、ビジネスのノウハウ、研究環境を提供するものとして、大いに期待しております。
飯塚市では、トライバレーセンター内に光ファイバーを敷設し、超高速通信網「ふくおかギガビットハイウェイ」を提供するなど、福岡県および飯塚市として積極的な支援を行なっていきたいと考えております。 |
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■ケイ・ラボラトリー代表取締役社長 真田哲弥 (さなだ・てつや) コメント
産官学の連携は、地場産業の振興はもちろん、技術系ベンチャーの育成には欠かせません。日本は、サービス系のビジネスを指向するベンチャーは少なからずあるものの、米国シリコンバレーに見られるような、理工系大学と企業との連携による技術系ベンチャーが少ないのが現状です。
飯塚市は、国内でもっとも産官学が有機的に連携しており、特に理工系学生や研究成果(シーズ)が豊富で、最先端のネットワーク環境なども積極的に整備されています。
ケイ・ラボラトリーでは、九州飯塚ラボに参加する若い人材に実践的な機会をどんどん提供し、飯塚市および大学、地元企業と連携しながら、九州飯塚ラボを、世界に通用する研究開発機関に育てていきたいと考えています。 |
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■九州飯塚ラボについて
◇住所 : 福岡県飯塚市大字幸袋字毘沙門560-2 I.B.Court(アイ・ビー・コート) 2F
http://www.sasakikousan.co.jp/ib/ib_index1.html
◇代表者 : 今津研太郎(いまづ・けんたろう)、津村忠助 (つむら・ただすけ)
いずれも、九州工業大学 大学院 情報工学研究科 情報科学専攻 2年
■「大学前ケータイラボ」について
Kラボは、2001年6月、国立京都大学の学生によって運営される「京都ラボ」と、国立東北大学および県立宮城大学の学生による「東北ラボ」の2つの「大学前ケータイラボ」を開設しています。
何れも、Kラボの重要な拠点として、本社組織と連携しながら、携帯Javaに関する最先端の案件を研究・開発しています。
◇東北ラボ : 社員4名、研究メンバー約20名
宮城県仙台市青葉区一番町1-11-9 仙台リエゾン510
◇京都ラボ : 社員8名
京都府京都市左京区岡崎天王町13-2 ポケットプラザ2F
◇大学前ケータイラボの特長
・ 学生の代表によって運営され、運用費をKラボが提供
・ 携帯関連の研究・開発に対してKラボが費用を提供
・ 大学生および大学院生を社員として雇用
・ 裁量労働制を適用
・ 大学生および大学院生にもストックオプションを提供
・ 学生の起業をKラボが支援
■飯塚市の「TRY VALLEY構想」までの歴史
飯塚市は、旧産炭地であったことから人口の流出が相次ぎ、経済的にも疲弊していた時期がありましたが、企業や大学誘致を積極的に行い、現在では、九州工業大学情報工学部、近畿工業大学九州工学部、ならびに近畿大学九州短期大学があり、約5000名の理工系学生がいます。
また、松下電器産業(株)九州マルチメディアシステム研究所、(財)ファジィシステム研究所などが立地し、産学のコーディネータ機能を持つ福岡県立飯塚研究開発センター、SEを養成する(株)福岡ソフトウェアセンターなどがあります。
独ヘンケル社と近畿大学との分子工学分野での共同研究、米スタンフォード大学と地元の研究機関やベンチャー企業との共同研究も行われています。
TRY VALLEY構想は、2002年1月、飯塚市がこれまで整えた企業誘致、産学連携、ベンチャー育成などの施策を体系立てて、企業集積を目指すためのビジョンとして発表されたものです。
http://www.city.iizuka.fukuoka.jp/ |
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